カスタムラビットscFv抗体作製サービス

 

 

 バイオピーク独自の組換え抗体作製技術を用いて、お客様の抗原に結合するウサギscFv組換えモノクローナル抗体を作製する受託サービスです。抗原を免疫したウサギのリンパ組織から抗体ライブラリーを構築し、大腸菌に遺伝子導入後、コロニー形成・抗体発現・抗原抗体反応検出・クローニングを同時に行う、抗体ダイレクトクローニング法により、高親和性のラビットscFv抗体を取得します。

サービスの特徴

・ ウサギのモノクローナル抗体を取得できる

・ ウサギに免疫を行うことで、高親和性のモノクローナル抗体を取得できる

・ 疑陽性がないため、実用可能な陽性クローンを多数取得できる

・ 抗体ライブラリーの作製後、短期間(1週間)で目的クローン樹立可能

・ 目的抗体産生クローンを失うリスクがない

 

ご使用目的

・ 短期間でモノクローナル抗体が欲しい

・ ファージディスプレイ法でscFvのパニングを行なったが上手く行かなかった

・ マウス以外のモノクローナル抗体が欲しい

・ 従来抗体が使えない特殊な条件でもワークする抗体が欲しい

受託サービスの流れ

ダウンロード
依頼書(カスタムサービス).doc
Microsoft Word 40.0 KB

抗体作製の流れ

  作業ステップ 期間 納入価格

1

免疫(ウサギ) 2-9週間 お問い合わせ
2 リンパ組織の摘出

2-3週間

(ライブラリー構築)

3 RNA抽出、cDNA合成
4 cDNAを鋳型にVH 遺伝子、VL遺伝子を増幅
5 抗体ダイレクトクローニング用ベクターにVH遺伝子、VL遺伝子を挿入
6 VH遺伝子、VL遺伝子を連結し、専用ベクターに挿入し、scFv遺伝子ライブラリーを構築

7

scFv遺伝子ライブラリーを、ダイレクトクローニング用大腸菌に遺伝子導入(ライブラリーサイズ107~)

3日

(抗体ダイレクトクローニング)

8 寒天培地上のフィルターサンドイッチにライブラリーを播種し培養
9 検出用フィルターから、陽性クローンのスポットを検出
10 検出スポットとコロニーフィルターを重ね合わせ、陽性クローンを同定
11 陽性クローンを液体培養
12 評価用培養上清納品、お客様による評価  
13 選択いただいたクローンの抗体遺伝子配列解析

1週間

(配列解析)

14 抗体遺伝子配列情報のご報告 納品 

ご提供頂きます試料

・抗原 3mg以上(免疫・抗体価測定・抗体ダイレクトクローニング用)

追加可能作業(参考例)

・抗原作製

・陽性クローンの追加

・取得抗体遺伝子の発現ベクター作製(抗体遺伝子をご希望のベクターに組込みます)

・取得抗体のIgG化・Fab化

抗体ダイレクトクローニング法とハイブリドーマ法の比較

   

比較項目 

ハイブリドーマ法

抗体ダイレクト

クローニング法

期間 6ヶ月 2-3ヶ月
免疫動物種 マウス・ラット

ウサギ・マウス・

ラット・ニワトリ

発現細胞

ハイブリドーマ 大腸菌

スクリーニング

クローン数

10 105

取得抗体数

抗体の形態 IgG 組換え抗体(scFv)